布団に入った。
今日は早めに寝よう。
そう思って、いつもの枕に頭を乗せる。
でも、なんとなく落ち着かない。
少し高いような気がする。
いや、低いのかもしれない。
枕の位置を直す。
反対側を向いてみる。
それでも、しっくりこない。
「この枕、前はこんな感じじゃなかったよな。」
そんなことを思った夜があった。
昔から使っている枕。
特に不満があったわけでもない。
むしろ、ずっと使ってきたから、自分には合っていると思っていた。
それなのに、最近は何となく違う。
寝返りをすると、枕がずれる。
頭を置き直す。
また少し動く。
枕カバーの素材によっては、滑って安定しないこともある。
「枕が悪いのかな。」
そう思って、枕を買い替えようかと考える。
でも、少し考えてみた。
本当に枕だけの問題なのだろうか。
マットレスが以前とは違う。
敷布団の感覚も少し変わった。
寝具を重ねたことで、寝る姿勢も変わっているかもしれない。
部屋の温度も、その日の体調も違う。
そう考えると、枕だけを責めることもないのかもしれない。
50代になると、以前は気にならなかったことが気になることがある。
昔は、多少枕が合わなくても、そのまま眠っていた。
朝まで気にすることもなかった。
でも今は、
「何となく首まわりが落ち着かない。」
「寝返りがしにくい気がする。」
そんな小さな違和感に気づくことがある。
だからといって、それが悪いことだとは思わない。
むしろ、今の自分の感覚に気づけるようになったということなのかもしれない。
「昔はこの枕で眠れたのに。」
そう思うこともある。
でも、昔の自分と今の自分がまったく同じではない。
体も、寝具も、生活も少しずつ変わっている。
だったら、枕も今の自分に合わせて考えていい。
そう思うようになった。
まずは枕の位置を少し変えてみる。
高さが気になるなら、タオルを使って少し調整してみる。
枕カバーを替えたばかりなら、滑りやすくなっていないか見てみる。
それでも気になるなら、マットレスや敷布団も一度確認してみる。
一度に全部を変える必要はない。
少しずつ試してみればいい。
そして、枕が気になった夜に、
「また眠れなくなる。」
と焦らないようにもしたい。
枕が少し気になるからといって、その夜の睡眠が全部だめになるわけではない。
今日はちょっと落ち着かないな。
明日は少し位置を変えてみよう。
そのくらいでもいいのだと思う。
50代になって、眠り方が少し変わったとしてもいい。
昔の自分に合わせ続ける必要はない。
今の自分が眠りやすい枕。
今の自分が落ち着ける寝室。
それを少しずつ探していけばいい。
枕が合わない気がした夜も。
何度も頭を置き直した夜も。
「これじゃ眠れないな」と思った夜も。
そんな小さな違和感が、今の自分の眠りを見直すきっかけになることもある。
明日は、枕をほんの少し動かしてみよう。
枕カバーも替えてみようか。
それで少し落ち着くかもしれない。
変わらなくても、それはそれでいい。
眠りは、毎晩同じではない。
だからこそ、今の自分に合う場所を、少しずつ探していけばいいのだと思う。
枕の高さや寝姿勢だけでなく、寝室全体の環境も見直したい方へ。
枕が合わないと感じたときに確認したい寝具の状態や、室温・湿度、パジャマ、枕カバーなど、50代が自分に合う睡眠環境を探すためのポイントを整理した記事も書いています。

