夕食を終えて、一息つく。
お気に入りのグラスに、お酒を少しだけ注ぐ。
テレビを眺めながら、ゆっくり口に運ぶ。
その時間が、一日の終わりの楽しみになっていた。
仕事が終わった。
今日も一日が終わった。
そんな気持ちを、お酒がそっと受け止めてくれているような気がしていた。
だから、
「少し飲めば眠れる。」
そう思うようになった。
実際、お酒を飲むと眠気はやってくる。
布団に入れば、すぐに眠れた日もあった。
だから、
「自分には合っているんだ。」
そう思っていた。
でも50代になってからは、少し違った。
眠れたはずなのに、夜中に目が覚める。
時計を見ると、まだ夜中の二時。
もう一度眠ろうとしても、なかなか眠れない。
そんな夜が少しずつ増えていった。
そのたびに、
「今日のお酒が原因だったのかな。」
そう考えることもあった。
もちろん、それだけではない。
仕事の疲れ。
これから先のこと。
年齢とともに変わってきた体。
いろいろなことが重なって、眠りは少しずつ変わっていく。
だから、本当はお酒だけの問題ではないのだと思う。
それでも最近は、飲み方を少しだけ変えるようになった。
量を少し控えてみる日がある。
夕食と一緒に楽しむ日もある。
今日は飲まなくてもいいかな、と思える日もある。
どれが正解なのかはわからない。
でも、
「飲まないようにしなければ。」
ではなく、
「今日はどうしようかな。」
そんなふうに選ぶほうが、自分には合っている気がしている。
お酒は悪者ではない。
昔から、**「酒は飲んでも呑まれるな」**という言葉がある。
若い頃は、「飲み過ぎに気をつけよう」という意味くらいに思っていた。
でも今は、自分の暮らしや眠りまで、お酒に任せきりにしないことなのかもしれない、と感じるように
なった。
少しだけ付き合い方を変える。
それくらいで十分なのかもしれない。
一日の終わりに気持ちを切り替える、大切な時間でもある。
だから、無理にやめようとは思わない。
少しだけ付き合い方を変える。
それくらいで十分なのかもしれない。
眠れない夜があってもいい。
お酒を楽しむ夜があってもいい。
少しずつ、自分に合う過ごし方を見つけていけばいい。
50代になって思う。
暮らしは、「我慢すること」を増やすより、「心地よく続けられること」を見つけるほうが、少し楽になる。
夜の一杯も。
眠れない夜も。
どちらも今の自分の暮らしの一部なのだと思う。
お酒と睡眠の関係について、もう少し詳しく知りたい方へ。
アルコールが睡眠に与える影響や、50代が無理なく続けられる付き合い方について整理した記事も書いています。
▶ お酒を飲むと眠れる気がする理由|50代が知っておきたい睡眠との関係
睡眠の悩みは、そのときの体調や生活習慣によっても変わります。
「自分の場合はどうなんだろう」と感じた方は、ほかの睡眠の悩みや、無理なく取り入れられる睡眠習慣についてもまとめています。
50代の睡眠習慣まとめでは、眠りの悩みから日々の睡眠習慣まで、気になるテーマをまとめて紹介しています。
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