寝る前にエアコンをつける。
今日はこれで大丈夫。
そう思って布団に入った。
部屋は涼しい。
これなら、今日はぐっすり眠れるかもしれない。
そう思って目を閉じる。
でも、しばらくすると少し寒く感じてきた。
布団をかける。
すると今度は暑い。
エアコンの設定を変える。
風向きを変える。
また目を閉じる。
それでも、なかなか眠れない。
「ちゃんと設定したのに。」
そんな言葉が頭に浮かんだ。
エアコンをつけっぱなしにするのがよくなかったのかな。
タイマーにすればよかったのかな。
温度が低すぎたのかもしれない。
そんなことを考えているうちに、時計の数字だけが気になってくる。
「もうこんな時間か。」
そう思うと、眠れないことへの焦りも大きくなった。
でも、少し考えてみた。
夏の夜は、毎日同じではない。
昼間の暑さが残っている日もある。
湿気が多い夜もある。
昨日はちょうどよかった設定が、今日は少し寒く感じることもある。
だから、エアコンの設定を一度決めたからといって、毎晩うまく眠れるとは限らないのだろう。
それからは、
「今日はちゃんと眠らなければ。」
と考えすぎないようになった。
少し暑かったら設定を変える。
寒く感じたら風向きを変える。
それでも眠れなければ、
「今日はそういう夜なのかもしれない。」
と思うようにした。
50代になると、以前とは暑さや冷えの感じ方が変わったと感じることもある。
昔と同じ温度にしているのに、なぜか寒く感じる。
反対に、以前なら平気だった暑さが気になる。
そんな変化があっても、不思議ではないのかもしれない。
だからこそ、昔の自分に合わせる必要はない。
今の自分に合う環境を、その都度探していけばいい。
エアコンをつけっぱなしにした夜もある。
タイマーを使った夜もある。
少し設定を変えただけで眠れた夜もあれば、何をしてもなかなか眠れなかった夜もある。
でも、眠れなかった夜があったからといって、その日の自分が失敗したわけではない。
夏の暑さに負けたわけでもない。
ただ、その日は少し眠りにくい夜だった。
それだけなのかもしれない。
今では、
「今日はちゃんと眠れるかな。」
と考えるより、
「今日は少しでも過ごしやすくしてみよう。」
くらいに考えるようになった。
温度を調整する。
風を直接当てないようにする。
薄手の掛け物を用意する。
寝る前に部屋を整えておく。
それで眠れれば、それでいい。
眠れなかったとしても、
「明日は少し変えてみよう。」
そう思えれば、それで十分なのかもしれない。
50代の夏は、若い頃と同じようにはいかないこともある。
だからこそ、完璧に眠ろうとするより、今の自分が少しでも楽に眠れる環境を探していくことを大切にしたい。
暑かった夜も。
眠れなかった夜も。
エアコンの設定に迷った夜も。
それも全部、今の自分の暮らしの一部なのだと思う。
明日は、今日より少し眠りやすくなるかもしれない。
そんなくらいでいいのかもしれない。
夏の睡眠環境について、もう少し詳しく知りたい方へ。
エアコンをつけっぱなしにするか、タイマーを使うか、温度や湿度はどう考えるかなど、50代が夏の夜を少しでも眠りやすくするための睡眠環境について整理した記事も書いています。
