仕事から帰ってくる。
鞄を置いて、ソファに腰を下ろす。
今日も一日、終わった。
大きな失敗はなかった。
頼まれた仕事も終わらせた。
それなのに、体も心も少し重い。
「明日もまた、これを繰り返すのか」
そんなことを考える夜があります。
若い頃は、忙しくても頑張れました。
残業が続いても、
「もう少し頑張ろう」
と思えた。
疲れていても、週末になれば何とか回復した。
仕事を覚え、責任を増やし、頼まれれば応える。
そうやって、ずっと走ってきたのだと思います。
気がつけば50代。
ふと、
「自分は、いつまで全力疾走すればいいのだろう」
と思うことがあります。
まだ仕事は続く。
生活もある。
簡単に立ち止まることもできない。
でも、以前と同じように頑張り続けることには、少し疲れてきた。
そんな気持ちになることがあります。
ある日、仕事を一つだけ明日に回して帰りました。
昔なら、
「今日できることは今日終わらせよう」
と思っていたでしょう。
でも、その日は、
「明日でもいいか」
と思ったのです。
家に帰って、いつもよりゆっくり夕食を食べる。
お茶を飲む。
何もしない時間を少し過ごす。
それだけなのに、気持ちが少し軽くなりました。
その時、
「全部を全力でやらなくてもいいのかもしれない」
と思いました。
力を抜くことは、手を抜くことではありません。
大切な仕事には力を使う。
そうでないところでは、余計な力を使わない。
人に任せられることは任せる。
今日でなくてもいいことは、明日に回す。
そんな働き方があってもいい。
50代になった今は、
「どれだけ頑張れるか」
だけではなく、
「この働き方を、これからも続けられるか」
を考えてもいいのだと思います。
毎日100%でなくてもいい。
80%の日があってもいい。
少し余力を残して帰る日があってもいい。
これまで十分に走ってきたのだから、これからは少し速度を落としてもいい。
仕事を辞める必要はない。
頑張ることをやめる必要もない。
ただ、自分のペースで働いていけばいい。
「いつまで全力疾走すればいいのだろう」
そう思った時は、
「もう少し力を抜いてもいい」
と、自分に言ってあげてもいいのだと思います。
「頑張ることに疲れた」と感じても、仕事をすぐに辞める必要があるとは限りません。
仕事量を見直したり、人に任せたり、無理のない働き方を考えたりすることで、今の仕事との距離を少し変えられる場合もあります。
これからも仕事を続けていくために、頑張り続ける以外の働き方について具体的に考えてみたい方は、こちらの記事をご覧ください。
▶ 50代からの働き方|頑張り続ける以外の選択肢
