午後になると、
急に体が重くなる日がある。
朝は普通だった。
仕事もいつも通り始めた。
特別なことがあったわけでもない。
それなのに昼食を終えた頃から、
まぶたが重くなる。
集中しようとしても、
頭の中に薄い霧がかかったようになる。
そんな日が増えた気がする。
若い頃は違った。
多少寝不足でも動けた。
忙しいことが少し誇らしかった。
無理をすることも、
頑張ることの一部だと思っていた。
でも50代になると、
体は正直になる。
疲れている日は疲れている。
眠い日は眠い。
それだけのことなのに、
なぜか私たちは、
それを認めるのが少し苦手だ。
「まだ頑張れるはず」
「昼寝なんてしている場合じゃない」
「もっと動かなきゃ」
そう思うこともある。
けれど本当は、
頑張れないのではなく、
少し休みたいだけなのかもしれない。
昼寝をするときがある。
ほんの10分かもしれない。
ソファに座ったまま目を閉じるだけの日もある。
眠れなくてもいい。
静かな時間を作るだけでもいい。
すると不思議なことに、
世界が少しだけ軽く見えることがある。
問題が解決するわけではない。
疲れが消えるわけでもない。
それでも、
「あと少しなら大丈夫かな」
と思えることがある。
50代になると、
体力だけではなく、
気力の使い方も変わってくる。
若い頃と同じように動けない日もある。
以前なら平気だったことに疲れる日もある。
それは衰えというより、
人生の後半に入った体からのメッセージなのかもしれない。
もう少し丁寧に扱ってほしい。
もう少し休みながら進んでほしい。
そんな声なのかもしれない。
だから、
昼寝したくなる日があってもいい。
午後に少し立ち止まる日があってもいい。
予定通りに進まない日があってもいい。
毎日元気でいる必要はない。
毎日効率よく動く必要もない。
窓の外を見る。
風が揺れている。
時計はいつも通り進んでいる。
自分だけが立ち止まっているように感じても、
世界はちゃんと流れている。
だから焦らなくていい。
少しくらい休んでも、
置いていかれることはない。
もし今日、
昼寝したくなるほど疲れているなら。
それは怠けているからではなく、
ここまで頑張ってきた証拠かもしれない。
少しだけ目を閉じる。
少しだけ力を抜く。
そのくらいなら、
自分に許してもいい気がする。
Calm-Strength。
強さとは、
無理を続けることではなく、
休む必要がある日に、
ちゃんと休めることなのかもしれない。
少し休むことも大切ですが、
「昼寝はしたほうがいいのかな?」
「どのくらい寝ればいいのかな?」
と気になる人もいると思います。
昼寝との付き合い方については、こちらの記事で詳しくまとめています。
