朝、目覚ましが鳴る。
まだ少し眠気が残る中で、ゆっくり布団から出る。
顔を洗い、着替える。
いつものように朝食を準備する。
特別なことをしているわけではありません。
それなのに、家を出る頃には少し疲れている自分に気づくことがあります。
「まだ仕事は始まっていないのに、もう力を使ったような気がする」
そんな日が増えてきました。
若い頃は、朝早く起きることも、満員電車に乗ることも、それほど苦ではありませんでした。
忙しい仕事も、周りとの付き合いも、勢いで乗り越えていた気がします。
多少疲れていても、「まだ頑張れる」と思えていました。
でも、50代になった今は少し違います。
仕事へ行きたくないわけではありません。
会社が嫌いになったわけでもありません。
ただ、毎日当たり前に続けてきたことが、以前より少し大きな力を必要とするようになったのです。
職場では、一日中さまざまなことに気を配ります。
仕事の責任。
周囲との関係。
相手への気遣い。
経験を積んだからこそ、見えることや考えることも増えてきました。
若い頃なら気にしなかった小さなことにも、自然と心を使っているのかもしれません。
だから、家に帰った瞬間にホッとする。
靴を脱ぐ。
荷物を置く。
静かな部屋で一人になる。
その時間に、ようやく肩の力が抜けていくような気がします。
以前は、「もっと頑張らなければ」と思っていました。
忙しくても笑顔でいる。
頼まれたことは断らない。
周りと同じペースで走り続ける。
それが社会人として当たり前だと思っていた時期もあります。
もちろん、その経験があったからこそ身についたものもたくさんあります。
仕事への責任感。
人との付き合い方。
困難を乗り越える力。
でも、50代になった今、少し考え方が変わってきました。
昔と同じ頑張り方を続けることだけが、正しいわけではないのかもしれません。
自分の疲れに気づくこと。
無理をしている部分を少し減らすこと。
それも、これから長く働くために必要なことなのだと思います。
50代は、頑張れなくなった年齢ではありません。
自分に合ったペースを見つける年齢なのかもしれません。
朝、会社へ向かうこと。
一日仕事をすること。
そして、また家へ帰ってくること。
当たり前に見える毎日でも、そこにはたくさんの努力があります。
もし最近、会社へ行くだけで疲れると感じているなら、自分を責めなくてもいいのかもしれません。
「昔はできたのに」と比べるより、
「今の自分に合う働き方は何だろう」
と考えてみる。
静かな朝の時間。
誰にも見えない小さな準備。
その一つひとつを重ねて、今日も会社へ向かっている。
それだけで、十分頑張っている日もあるのだと思います。
50代になると、会社へ行くことそのものや、毎日の仕事の進め方について「以前とは少し違う」と感じることがあります。
その疲れが、体からくるものなのか、仕事や人間関係によるものなのか、あるいは生活リズムの変化によるものなのか。
気持ちを整理しながら、肉体的な疲れと精神的な疲れの違い、仕事で抱え込まないための考え方、疲れを減らす働き方や生活リズムの整え方については、こちらの記事で詳しく整理しています。
