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50代、お金から住む場所を考える。家賃だけでは見えない生活費のこと

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暮らしを整える

住む場所を考えるとき、最初に気になるのは「家賃」ではないでしょうか。

今より家賃の安い部屋に引っ越せば、毎月の生活費を減らせる。

50代になってこれからの働き方や収入を考えると、できるだけ固定費を抑えておきたい。そう考えるのは自然なことだと思います。

私自身も、住む場所を考えるなら、まずお金のことが気になります。

ただ、家賃だけを見ていると、少し違った結果になることがあります。

家賃が安い場所でも、駅から遠くて車が必要になったり、スーパーが遠くて買い物のたびに交通費がかかったりすることがあるからです。

反対に、家賃は少し高くても、駅やスーパー、病院などが徒歩圏内にあれば、車を持たずに生活できるかもしれません。

そう考えると、住む場所をお金から考えるときに見るべきなのは、家賃そのものではなく、**「その場所で暮らすために、毎月いくら必要なのか」**なのだと思います。

家賃だけではなく、生活費全体を見る

住む場所を比較するときは、まず現在の生活費を一度整理してみます。

たとえば、家賃以外にも、

・管理費や共益費
・電気、ガス、水道
・食費
・通信費
・日用品
・交通費
・車にかかる費用
・医療費
・その他の固定費

などがあります。

もちろん、住む場所を変えても変わらない支出はあります。

それでも、場所によって大きく変わる費用があります。

特に考えておきたいのが、交通費と車にかかるお金です。

「家賃が今より2万円安い」

というだけなら、年間では24万円の差になります。

これは決して小さくありません。

ただ、その代わりに車が必要になれば、ガソリン代だけでなく、駐車場代、保険、税金、車検、メンテナンスなども考える必要があります。

家賃を下げた分が、別の支出に移ってしまうこともあります。

だからこそ、家賃だけで住む場所を判断しないことが大切です。

「安い場所」と「安く暮らせる場所」は違う

ここは、住む場所を考えるときに意外と見落としやすいところです。

たとえば、家賃の安い郊外に住んだとします。

部屋は広く、家賃も今より安い。

一見すると、とても魅力的です。

でも、スーパーまで車で15分、病院まで車で20分、駅までバスで30分という生活だったらどうでしょうか。

買い物や通院、外出のたびに交通手段が必要になります。

一方、家賃が少し高い場所でも、スーパー、ドラッグストア、病院、駅などが徒歩圏内にあれば、車を持たないという選択ができるかもしれません。

どちらが安いかは、人によって変わります。

大切なのは、家賃の数字だけではなく、その街で生活した場合のお金の流れを見ることです。

「安い家賃の部屋を探す」のではなく、「無理なく生活できる場所を探す」。

そんな視点に変えてみると、住む場所の選び方も変わってきます。

50代は「これからの収入」も考えておきたい

50代で住む場所を考えるなら、現在の収入だけで判断しないことも大切です。

今は問題なく払えている家賃でも、転職したり、勤務時間が変わったり、定年を迎えたりすれば、収入が変わる可能性があります。

もちろん、10年先のことを正確に予測することはできません。

だからこそ、

「今払えるか」

だけではなく、

「収入が少し変わっても、この暮らしを続けられるか」

と考えてみます。

家賃を限界まで下げる必要はありません。

逆に、現在の収入だけを基準にして、少し背伸びした住まいを選ぶ必要もないでしょう。

大切なのは、毎月の生活費を払ったあとに、ある程度のお金を残せることです。

その余裕があれば、突然の出費にも対応しやすくなりますし、旅行や趣味など、自分のために使えるお金も残せます。

住む場所は「10年後の生活」から逆算してみる

住む場所を変えるとなると、引っ越し費用もかかります。

家具や家電を買い替えることもあるでしょう。

だから、「今より家賃が安い」という理由だけで引っ越すのではなく、その場所でしばらく暮らすことまで考えておきたいところです。

買い物は徒歩でできるか。

車がなくても生活できるか。

病院には行きやすいか。

駅をあまり使わなくなっても困らないか。

収入が変わったときにも家賃を払い続けられるか。

こうしたことを一つずつ考えてみます。

50代になると、住む場所は単なる「部屋選び」ではなくなってきます。

これからどんな生活をするのか、その生活に毎月いくら必要なのかを考えることでもあります。

家賃の安さだけを追いかけるのではなく、家賃、交通費、買い物、車、そして将来の収入まで含めて考える。

そうすると、「自分にとって無理なく暮らせる場所」が少し見えてくるかもしれません。

住む場所を決めるときに必要なのは、一番安い場所を探すことではない。

これからの自分の生活に合った、お金の使い方ができる場所を探すこと。

50代からの住まい選びでは、そんな考え方も大切なのだと思います。


家賃や交通費、車にかかる費用など、住む場所によって変わる生活費について考えてきました。

でも、数字だけでは決めきれないこともあります。

「家賃が安ければ、それでいい」と思っていたのに、50代になって少し考え方が変わってきた。

そんな自分の気持ちを、こちらの記事で書いています。

▶ 50代、住む場所は安さだけでは決められない。これからの暮らしを考えて思うこと

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