今日は休みだから、ゆっくり寝よう。
そう思って目覚ましをかけずに眠る。
途中で何度か目は覚めたけれど、そのたびに「まだ寝られる」と安心して布団に潜り込む。
気がつけば、時計の針はもう昼に近づいている。
たくさん眠れた。
そのはずなのに、体は思ったより軽くない。
頭もぼんやりしている。
「もっと元気になると思ったのにな。」
そんな休日の朝を、何度か経験したことがある。
若い頃は、休日にたくさん寝れば、それだけで疲れが取れた気がしていた。
でも50代になってからは少し違う。
長く眠った日は夜になかなか眠くならず、月曜日の朝までリズムが乱れてしまうことがある。
休んだはずなのに、どこか体も気持ちも整わない。
「もっと寝れば元気になる。」
そう思っていたけれど、本当に欲しかったのは、睡眠時間ではなく心地よく目覚められる朝だったのかもしれない。
朝、自然に目が覚める。
カーテンを開けて光を浴びる。
温かい飲み物を飲みながら、「今日は何をしようかな」と考える。
そんな何気ない時間のほうが、自分を整えてくれる日もある。
もちろん、疲れている日はしっかり休めばいい。
昼まで眠る日があってもいい。
休日くらい何もしない日があってもいい。
ただ、「たくさん寝たのに疲れが取れない」と落ち込む必要はないのだと思う。
体も眠り方も、年齢とともに少しずつ変わっていく。
それは悪いことではなく、自然な変化なのかもしれない。
最近の私は、休日でも少しだけ朝を意識するようになった。
無理に早起きをするわけではない。
少しだけカーテンを開けて、外の空気を吸う。
それだけでも、一日の始まりが少し穏やかになる気がする。
眠りは、一晩だけで決まるものではない。
今日うまく眠れなかったとしても、それで全部が決まるわけではない。
明日があり、来週がある。
そんなふうに少し長い時間で考えてみると、気持ちにも余裕が生まれる。
休日は、疲れを取り戻すためだけの日ではない。
自分のペースを思い出す日。
長く眠れた日も、早く目が覚めた日も、「今の自分なんだ」と受け止めながら、また新しい一週間を迎えられたら、それで十分なのかもしれない。
休日に長く眠っても、なぜか疲れが取れない。
そんなときは、睡眠時間だけでなく、毎日の睡眠リズムに目を向けてみると、新しい気づきがあるかもしれません。
もし、
「寝だめには意味があるの?」
「休日はどう過ごせばいいの?」
と少し整理してみたくなったら、こちらの記事も読んでみてください。
休日の寝だめと睡眠リズムの関係について、無理のない考え方を一つひとつ整理しています。
▶ 休日の寝だめは意味がある?50代が知っておきたい睡眠リズムとの付き合い方
