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🌿自宅アパートで「温泉の素」を使ってみた話|Calm-Strength

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Calm-Strength(日常の小さな癒しシリーズ)

冒頭文

朝晩がすっかり冷え込むようになった。
ついこの前まで半そで短パンで出勤していたのが嘘のようだ。

そんな季節の変わり目に、ふと手に取ったのが──「温泉の素」。
小さな買い物だったが、思いのほか、心がほぐれた。


本文

最近、急に涼しくなってきた。
ほんの数週間前までは、日中はまだ夏の空気が残っていて、半そでで外に出ても平気だった。

しかしここ数日で、朝の冷え込みが一気に強まった。ふとんから出るのがつらく、出勤前の着替えも面倒に感じるほどだ。

やっかいなのは、朝と夜の気温差が激しいこと。

朝は長袖トレーナーを着て出かけても、帰るころには暑くなっている。
かといって半そでで出勤する勇気もない。
そんな中途半端な気温が、地味に体力を削っていく。

疲れが取れにくく、夜になると肩や腰が重く感じる。冷え性のぼくにとって、この季節の変わり目はなかなかの試練だ。

帰宅しても、熱いシャワーを浴びただけでは体が温まらない。
「湯船にゆっくり浸かりたいな」と思いながらも、正直、毎日お湯をためるのは手間がかかる。

そんなある日の仕事帰り。
いつものスーパーで食材を買っているとき、ふと「温泉の素」のコーナーが目に入った。

全国の温泉地の名前がずらりと並んでいて、箱を見ているだけで旅気分になる。
普段なら通り過ぎるところだが、この日は足が止まった。

気づけば、全国の温泉をイメージした “旅の宿” をひとつ手に取っていた。


小さな湯けむりの中で

夜の柔らかな照明が灯る浴室。緑色のお湯が張られた浴槽の縁に、木製の洗面器が置かれている。
仕事帰りに買った「温泉の素」を入れて、湯気の中で心をゆるめた夜。たった数百円の小さな贅沢が、心と体をやさしく包んでくれた。

家に帰り、さっそく浴槽にお湯をためて粉末を入れる。軽くかき混ぜると、お湯がみるみる緑に染まっていった。草原のような香りが広がり、浴室の空気が変わる。

“家なのに、ちょっとした旅気分”──そんな感覚だった。

今回買った旅の宿は、冷え性や疲労回復に効果があるらしい。
十和田、湯沢、奥飛騨、霧島……それぞれの温泉をイメージしてつくられている。

本物を完全に再現しているわけではないけれど、湯気の中に漂う香りや色合いが、確かに“癒し”を連れてくる。

パッケージには「冷え性に効く」と書かれていたけれど、効果のほどは気にしていない。ただ、お湯に身を沈めるうちに、肩の力が抜けていく。

体だけでなく、心のこわばりまで少しずつほどけていく気がした。

湯船の中でぼんやりと天井を見上げる。
湯気がゆらめく。ただそれだけの時間が、やけに贅沢に感じた。

静かで、何も考えなくていい。
こういう時間を、ずっと忘れていたのかもしれない。


小さな贅沢が、心を整える

あれ以来、週に一度は「温泉の素」を入れている。
その日だけは、少し早めに帰って、湯船にゆっくり浸かる。
たった数百円で、家が温泉になる。
この季節には、それだけで十分なごほうびだ。

湯上がりに飲む冷たい水も、またうまい。
体の奥まで温まって、ぐっすり眠れる。
高級な旅館や遠出の温泉旅行もいいけれど、
こんな“自宅温泉”も悪くない。
静かな夜にひとりで浸かるお湯の中に、
その日の疲れも、職場での小さなモヤモヤも、
全部流してしまえる気がする。

翌朝の体は軽く、気分も違う。
少しだけ早起きして、温かいコーヒーを淹れる。
なんてことのない朝だけれど、
たぶん、こういう小さな習慣が人生を整えていくんだと思う。

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まとめ

「温泉の素」を使ってみて感じたのは、
“癒しは遠くに行かなくても見つかる”ということ。
仕事や季節の変化で疲れた体を、
少しの工夫で整えることができる。

たとえアパートの小さな浴室でも、
工夫ひとつで心は旅に出られる。
湯気の向こうには、今日の疲れを癒すだけの静けさがある。

小さな習慣の中に、意外と大きな癒しがある。
そんなことを感じた夜だった。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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