

導入
50代になってから、これまでの人生を振り返ることが増えました。
若い頃のように未来をまっすぐ夢見ることはなくなり、目の前の仕事と日常に追われながら、「このままでいいのだろうか」と自問する日が多くなりました。
ぼくは都市郊外のアパートで一人暮らしをしています。
清掃業の仕事は毎日が体力勝負。朝は早く、寒い冬も暑い夏も容赦なくやってきます。
ただでさえ疲れているのに、職場の人間関係に悩むことも多く、出勤前に「もう行きたくない」と涙がこぼれそうになる朝もあります。
けれど、そんな中でも救いがありました。
クロスバイクでのサイクリングは、ぼくにとって唯一心を解放できる時間です。
さらに最近はブログを書き始め、少しずつ「言葉を残すこと」で新しい居場所を見つけつつあります。
この記事では、ぼく自身が抱えてきた人生観を5つのテーマに整理してお伝えします。
逃げてばかりだった過去、不安ばかりの未来、それでも前に進もうとする現在――同じように悩む50代の方に、「共感」と「小さな安心感」を届けられたらうれしいです。
1. 逃げてばかりの人生だった
正直に言うと、これまでのぼくの人生は「逃げてばかり」でした。
学生時代、嫌いな科目から逃げ、苦手な人間関係から逃げました。
社会人になってからも、厳しい上司や理不尽な職場から逃げるように転職を繰り返しました。
「逃げることは悪いことだ」
長い間、そう思っていました。逃げる自分を責め、周囲と比べて落ち込み、「自分は弱い人間だ」と感じていました。
でも50代になった今、振り返ると少し見方が変わりました。
無理をして心を壊していたら、きっと今ここにはいなかった。
逃げたからこそ生き延びてきた、と考えられるようになったんです。
もちろん胸を張れるような生き方ではありません。
でも「生き延びる」という視点で見れば、逃げ続けたことは間違いではなかった。
だから今は、逃げた自分を少しだけ肯定することにしています。
2. この先どうなるんだろう
未来を考えると、不安が押し寄せます。
「このまま清掃業を続けて、年を取ったらどうなるのだろう」
「病気やケガをしたら、誰が助けてくれるんだろう」
独身で一人暮らし。頼れる家族も恋人もいない。
50代という年齢は、体力も落ち始め、将来がはっきり見えてしまう年代です。
ときどき、掃除の仕事中に窓ガラス越しの青空を見ながら、「このまま自分の人生は終わっていくのか」と考えることがあります。
その瞬間、胸の奥がズシリと重くなるのです。
けれど、未来をどれだけ想像しても答えは出ません。
だからこそ、できるのは「今できることに小さく取り組む」こと。
サイクリングで体を動かし、ブログに言葉を残す。
それだけでも、不安に飲み込まれるのを防いでくれます。
未来は誰にも分からない。
ならば今日を生きる工夫を積み重ねるしかないのだと、少しずつ思えるようになりました。
3. 何もしなければ、何も変わらない
「このまま何もしなければ、何も変わらない」――50代になって強く感じたことです。
若い頃は「いつかチャンスが来る」と思っていました。
努力しなくても、人生は自然にいい方向へ転がっていくと信じていたのです。
でも現実は違いました。
行動しなければ、昨日と同じ明日が来るだけ。
その繰り返しであっという間に50代になってしまったのです。
だから、今さらと思われるかもしれませんが、ブログを始めました。
読まれるかどうか分からない。収益が出るかどうかも分からない。
それでも「自分の言葉を外に出す」ことで、心に少し光が差しました。
副業としての期待もゼロではありません。
小さな一歩かもしれませんが、こうした行動こそが未来を変えるきっかけになるのだと思います。
4. しんどい朝も、動き出せばなんとかなる
朝がつらい日は今も続いています。
目覚ましが鳴っても布団から出られず、「もう今日は無理だ」と思うことも多い。
ときには涙が勝手に流れてきて、自分でも驚くほど心が弱っていると感じる朝もあります。
それでも、顔を洗って、服を着て、玄関のドアを開ける。
ただそれだけの小さな行動が、次につながっていくのです。
クロスバイクで通勤する日は、ペダルを回すごとに気持ちが少しずつ動き出すのを感じます。
「なんであんなに布団の中で苦しかったんだろう」と思えることもある。
そんなふうに気持ちを切り替えたいとき、僕はお風呂で心をリセットするようにしています。
特に 炭酸系入浴剤 は疲れた体と心を少し軽くしてくれる、僕の“出口”のひとつです。
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しんどい朝をゼロにはできません。
でも「なんとかなる」という感覚を積み重ねることで、少しずつ自分を信じられるようになりました。
5. 30年前のノスタルジー
ふと、30年前の自分を思い出すことがあります。
あの頃は未来が開けているように思えた。
友人と夜遅くまで語り合ったり、音楽に夢中になったり、何でもできると信じていました。
今の自分と比べると、ずいぶん変わってしまったように思えます。
体力も落ち、夢も小さくなり、孤独だけが大きくなった。
でも、ノスタルジーに浸るのは悪いことではないと思うようになりました。
30年前の自分がいたから、今の自分がいる。
過去の思い出は消えたのではなく、今を形作る大切な一部なのです。
だからこそ、過去を懐かしみながらも、未来をあきらめる必要はない。
サイクリングで風を感じるとき、30年前の自分とつながっているような気さえします。
まとめ|過去も未来も抱えながら、一歩ずつ
50代になって振り返ると、逃げてきた過去も、不安だらけの未来も、どちらも自分の一部です。
それを否定せず受け入れながら、「今どう生きるか」を考えることが大切だと思います。
- 逃げてばかりでも、生き延びてこられた
- 不安は消えないけれど、小さな行動で未来は変わる
- しんどい朝も、動き出せばなんとかなる
- 過去を懐かしむことは、未来をあきらめることではない
そして、趣味や副業といった「自分の居場所」を持つことが心の支えになります。
ぼくにとってはサイクリングとブログがその象徴です。
過去も未来も抱えながら、一歩ずつ。
それが50代おっさんのぼくがたどり着いた人生観です。
同じように悩みを抱える誰かに、この言葉が届けばうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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※この記事の本文は筆者が執筆した実体験・感想をもとにしており、読みやすさ・構成の整理のため、AIによる文章補助を一部使用しています。
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